前回の記事で連続増配で高配当のアメリカ株をオススメしました。

下落で耐えれず損切する気持ちはよくわかります。管理人は損切せず塩漬けにするタイプですが…そこで投資信託でも個別株でもない投資があります。その名は「ETF]です!

「ELT」やったらコリドラスでも知ってるよ!

それは歌手やね・・・
「ETF」とは…
「Exchangge-Traded-Fund」の略です。上場投資信託とも呼ばれており投資信託が市場に上場しているという認識で大丈夫です。つまり、証券会社を通して証券取引所から買い付けることができます。また、ETFは投資信託よりも仕組みが単純なため運用管理費用が低い傾向があります。日本・アメリカのどちらにもETFはあり、かなり多くの種類があります。例)日経平均株価、世界の株式、アメリカのみ等
アメリカでは「ETF」が日本と比べて非常に充実しています。その中で管理人が保有しており一番オススメな「VYM」というETFの紹介です。いろいろなブログで紹介されていると思いますが、このブログでも紹介します。
「VYM」の基本情報
ベンチマーク | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス |
経費率(年率) | 0.06% |
構成株式銘柄数 | 393 |
配当スケジュール | 4半期毎(3か月に1回) |
ファンド純資産総額 | 約3兆円 |
このようなデータです。まず、約400銘柄に投資していますがコストが非常に安いです。100万円投資して年間600円ですからね。なぜ、そんな経費で経営が成り立つかというとファンド純資産総額を見てみてください。約3兆円ですよ!この規模が日本と大きく違うところです。ちょっとした国の国家予算ですからね(笑)さらに純資産額が増加すれば経費率はさらに低下する可能性があります。
VYMはアメリカのETFですのでアメリカで一般的な4半期毎(3か月に1回)配当です。前にも書きましたが3か月に1回配当があるというのが資産運用を継続するモチベーションを維持するのに非常に有効だと考えているので有難いです。
VYMの構成銘柄について
VYMの構成銘柄上位10銘柄を表にまとめました。(2020年5月31日現在)
保有銘柄(業種) | ティッカー | 構成比(%) | |
J& J(医薬品) | JNJ | 4.29 | |
JPモルガン・チェース(銀行) | JPM | 3.295 | |
P&G(消費財) | PG | 3.063 | |
ベライゾン・コミュニケーション(通信サービス) | VZ | 2.578 | |
AT&T (通信サービス) | T | 2.446 | |
ファイザー(医薬品) | PFE | 2.307 | |
メルク(医薬品) | MRK | 2.232 | |
シスコシステム(ハードウェア) | CSCO | 2.225 | |
エクソンモービル(石油・ガス) | XOM | 2.09 |
約400銘柄の中での上位10銘柄ですが、ご覧の通り超一流企業ばかりです。ベライゾン・コミュニケーションとAT&Tは日本でいうところのドコモとKDDIのアメリカ版という認識で大丈夫です。あとの企業は日本で馴染みのある企業が多いと思います。J& J、P&Gの商品は家で探せば見つかりそうですよね。管理人も洗剤はP&Gの商品を使用しています。どうでもいいですね(笑)
VYMを購入するだけでこのような企業をまとめて購入できるのがいいですね。もちろん、上位10銘柄を個別株で保有するのもありです。配当利回りは上位10銘柄を個別で保有するほうが高いです。ただ、リスクを減らすという面ではVYMを保有するほうが低いです。なぜなら、約400銘柄あるので数銘柄が暴落してもダメージは低いからです。1位のJ& Jでも約4%の比率ですので、かなり分散できています。ちなみにセクター(業種)も分散できているので安心です。
構成銘柄は毎年変化しています。リバランスをVYM側が自動でしてくれるのも個別株投資と違い楽でいいです。個別株投資のように自分で構成銘柄を決めるのも楽しいですけどね。
ちなみにフェイスブック・アマゾン・グーグル・ウォーレン・バフェット氏のバークシャーハサウェイなどは入っていません。これらの銘柄群は高成長ながら無配だからです。VYMのコンセプトは高配当ですので無配の成長株は組み込まれないので欲しい方は個別株投資するか違うコンセプトのETFを購入するかですね。
VYMの最新情報はこちら→☆
配当について
VYMの配当利回りは、約2.5%~3.5%程度の範囲で推移しています。VYMの株価次第ですので、株価が上昇すると配当利回りが下がりますし、株価が下降すれば配当利回りは上がります。

マネックス証券のグラフは本当に見やすいのでオススメです。上記のグラフを見ていただくと1株配当金は毎年、緩やかに増配傾向なのが分かると思います。保有銘柄が増配しているからですね。ちなみにNISAで購入してもアメリカ側で10%税金で引かれるので注意してください。VYMの配当利回りは、約2.5%~3.5%程度の範囲ですので少し物足らないという方もいると思います。配当を投資のメインにするならVYMをメインに個別株をミックスしてトータルで配当利回りを上昇させるやり方もありだと思います。

赤〇の部分がコロナショックで下落した部分です。ここ最近は約80ドル付近だったのが約60ドル付近まで下落しています。個別株ならドキドキするかもしれませんがVYMなら約400銘柄に分散されているため下落時も安心して配当を受け取って我慢ができます。とにかく資産運用を継続することが重要です。ただ、下落するときは個別株だろうがETFだろうが問答無用で下落しますので、そこだけ注意が必要です。
注)2022年1月段階では110ドル近辺で推移しています。
まとめ
今回はVYMというETFの紹介でした。配当金が欲しい、でも個別株投資は怖い、という方には非常に安定していて安心して保有できる高配当系ETFだと思います。しかし利回りが少し物足らないという方もいると思います。そうゆう方はメインにVYMを保有してサブで個別で高配当株に投資するのも一つの手だと思います。
ちなみにHDV,SPYDという高配当系ETFもありますのでVYMの配当利回りに不満がある方はそちらも検討してみてください。でも管理人はVYMが高配当系ETFの中では一番オススメです。
とはいえ個別株投資は減配や倒産のリスクがあるでしょ?やっぱり下落したら耐えられないでしょ!もっと安全な株式投資はないの?